
Mari Iijima/Victor
「ピアノが好きだ」とか思うのだけど、潜在的にこういうジャケットの、ピアノを弾いている人への憧れがあるのだと思う。音とかメロディ以前に「すみません負けました」みたいな気持ちもあるし。服部克久の弦楽アレンジにピアノのインストなんだけど、原曲バージョンの詞がスッスッスッと浮かんでくるのは、元々のポップセンスの鋭さだろう。『Shine Love』の歌い出しでもサビでもなんでもない「誓いを、立てた、」とか、途中のメロディに導かれでスッスッスッと、カラオケの感覚とはまったく違う呼び出され方で詞が引き出しから出てくる。若山弦蔵のバックグラウンドミュージックでかかっててもおかしくないくらい管楽器も絡んでいる。→