
Rhapsody/Victor
過剰な演出を施したヘビーメタルと情緒的な古楽器を取り入れたストーリーテーリング。華麗なる終幕を迎えた「エメラルドソードサーガ」。誰かの冒険を目で追う映画「ロード・オブ・ザ・リング」よりも、このCDを聴く事の方が「私の冒険物語り」を旅する気分だ。ハリウッドメタルとかいう造語は好きでは無いが、映画以上に映画。壮大なオペラコーラスはもちろん、『The Pride Of The Tyrant』の後半部など渾身の大合唱のテンションで、世界中のファンが集結して最後の勝利の雄叫びを上げているようだ。このファンタジーの完成度の前にはもう、高笑いするしか無い。やり切った感満々。伝説つくっちゃったね。便乗して胸をはれ!→