
三柴理/スリーディーシステム
ベーゼンドルファー1台での作品の系譜。1996年「ピアノのなせる業と神髄」。2002年「Pianism」。2009年の本作は、曲への情熱、作家への愛がなせる業と真髄。プログレ激弾き一発録りのテンションの合間には、9歳の頃に作曲した?!小組曲がある。『ペンギン』『大山椒魚』『チンパンジー』『河馬』『ねずみ』の計6分だが、トリッキーな描写や、いわゆるコマネズミの指運など技巧的にも、9歳でこれか!と思わせられる。ブライアン・メイ作曲の『Flash』、キース・エマーソン作曲の『タルカス』を自ら編曲。 三柴理編曲の楽譜集「ピアノで弾き倒す華麗なるロッククラシックス」は絶版後、異常なプレミア高値で売買されている。→