Marble Machine

Marble Machine

Wintergatan/Sommarfagel

昨今の「YouTuberになりたい」という流行り言葉は、「BANDやろうぜ」に近いものを含んでいる。自分発信の企画や主張よりも「自分が受け手として楽しんだものに成りたい」というほのぼの幼稚な憧れ水域。だけど、見ていた誰かを目指す人ではなく「俺の考えたこれどうですか!」と、クレイジーな演者が存在する。多くの人の心を撃ち抜いてしまう憧れの家元。しかも、それがある程度以上の熱量や技術を伴っているとゾクゾクする。ハンドルを回して、3000個のビー玉を転がし、ベルトコンベアで運んだりして、プログラム演奏をする異形のアナログマシンてなんだよ。衝撃映像は発想か結果か、駆動音を含めていい音楽ですね。→