JELLY TONES

JELLY TONES

KEN ISHII/R & S Records

宅録から世界を制した日本人。ベルギーのテクノレーベルから発信された説明不要の名盤。時を経って、単なるヒットアルバム以上に革命だったと認める事ができる。4つ打ちといっても、ポツポツといったクリック程度の音。当時はクラブの現場処理で重低音の調整をし、シャツが振動するほどの音をアンプから出していた。ライブで鍵盤も弾かず、レコードを回すでも無く、ミキサーのツマミをひたすらねじっている様子を見て「この人は何をしているのか」と疑問だった。だが、『EXTRA』を完成形で再現するためには、ツマミの並んだミキサー卓、ボディソニックと呼べる大音量装置、照明も、スクリーンも全部必要だったんだ。1995年。→