
PANORAMA AFRO/HOWLING BULL Entertainmen
DiscoというよりHardcoreなのになぜアフロを名乗るのだろう。アフロ=黒人アイコンだとしたら、どこか違う場所へ連れて行く約束の力があるのは必然。奴隷歴史の中、太鼓のリズムを言語に遠方の仲間と会話した人種の末裔、黒いグルーヴは今の生活を忘れ自由を獲得したい衝動ともいえよう。リー・ペーリーは小さな島から世界へ、サン・ラーは宇宙へ、デリック・メイは未来へ、ジャケットやアーチスト写真には明らかなビジョンがあった。そんな黒人に憧れる象徴としてのアフロ信仰。1曲目の『アフロ・ボンバイエ』などは、猪木でありつつやはりモハメド・アリへのオマージュを感じるのだ。→