
SHOGUN/ソニー・ミュージックハウス
70年代シティポップスの最終形。『男達のメロディー』を聴きたくなる発作。破れかぶれのテレビマンのカネダくんが学生時代から愛してた曲。慣れ合いよりも能力フェチが共通点で、お互いの仕事能力がマックスの時には運命の偶然ですれ違ったりした。「どうせ一度の人生さ、運が悪けりゃ死ぬだけさ」という一節が、人生の折々にどんどん意味が変化して聞えてくるという音楽の魔法に、カネダくんの急逝というスパイスが加わるなんてな。自信満々でない時には会いたくも無いお互い。葬式とか行かずに、10代のカネダくんと私が拳銃持って多摩川土手を走ってる自主映画を素材に『男たちのメロディー』をのせて編集して、ゲラゲラ笑って弔った。→