
松任谷由実/ユニバーサルミュージック
ユーミンの1stから最新までの作品を順番に聴いてゆくというチャレンジをシたというか、ウォーキング中に流しっぱなしで聴き続けた。その時代ごとに、どんな視点でどんなパワーを送り込むか。特に80年代中盤以降からの、日本の中での個人のあり方に沿うあるいはカウンターを見舞うような歌詞と、間違いなく日本最高水準のポップスの音像に慄きつつ、その実、どうでもよいラジオのように聞き流した。累計24時間以上かかり2011年を超え2016年で、あれれ?一貫したブランドはそのままに「愛してる」と「負けへんで」を色んな形で唄うのはそのままに「なんか初老のおばあさんがフガフガ言ってる」と我に返る瞬間。ともに歳をとったね。→