Emotional Engine

EMOTIONAL ENGINE

PSY・S/ソニー・ミュージックレコーズ

シンセサイザーを使う枠の中で、ファンク、ロック、バラード、ストリングスアレンジなど百科事典の様に積み重ねた歩みのラストシューティングに、直球ど真ん中ストレートなテクノサウンドをやってくれた。ドラムというよりリズムループ。フレーズというよりアルペジエーター。『be with YOU』である。テクノの中でも、クラブ系低音4つ打ちでなく、あくまで歌ものポップスであるサイズの証明。恋の浮遊感にサーキットのスピード感。未来的音像にもボーカル加工無しで合わせてくるチャカの歌声の凄さ。あえて和文の語感を乗せている「感電、幽体離脱、素粒子」、繰り返すPSYCHICまで「超能力使い」と被せるワードチョイス。→