雲の影

雲の影

Elina/mao

レゲエといったら赤黄緑の三色旗にドレッドヘアを伸ばし、ガンジャでピース?音楽として世界を覆い各地に根づけば、東京暮らしのレゲエもあって当然。南阿佐ヶ谷だって南国だ。エリナのボーカルは水の透明感。太陽の光や揺れる影で見えてくる水柱、波、湧き水、夏の打ち水、水玉に虹がかかり、透明なものが透明でなく見える反射の連続が実在感。外は暑く、サンダルでアーケードの商店街へ。七夕祭りで他人の短冊に書いてあるエゴ丸出しの願いを読んで「私、一人旅でジャマイカ行ってくるわ」。冒険があった、日常があった、いつも楽器があった、そんな水しぶきが光を受けて輝く様子。カーペンターズのカバーは、情緒的な名曲を裏ノリで拍をとる味わいを提示してる。→