
BLACKUR0/independent*
一晩中踊り続ける人たちのクラブパーティーではなく、コツコツ音響をやっている人が出るライブ企画の一夜というのが、都内には割とあった。音量ではない音圧と呼べるものがあって、抑えた音楽なのに服が振動したり、ヌンーという頭への圧迫がファーと開放されるあれは現場独自のおもしろさ。そんな電子音響が配信になったときにはスマートフォンのスピーカーやヘッドフォンで天井の照明や壁のポスターは振動しない。ゲーム機を持つ人たちのSNSの様な、普段からエレクトロニカやエクスペリエンスなEDMを偏愛するオーディオスピーカーを持つ人たちの「見つけた、見つけられた」その歯車で電子音響が鳴り始める仮想空間はどこでしょう。→