LIVE IN LIVING ’10

LIVE IN LIVING '10

羊毛とおはな/LD&K RECORDS

音楽はそれ自体、各個人の気持ちをふくらませるものなのだけど。時々ふいに、サウンドや詞とは全く別の、歌い手が全く意図していないかもしれない気持ちになることがある。「この唄っている人は、ものすごく歌が好きで好きで、歌が好きなんだろうな」っていう。そこには裏付けなどなく、勝手な聴く側の思い入れで、でも、歌に対する尊敬が、キューンと共鳴する時にだけ、楽曲やメッセージとも関係ないあの気持が浮かんでくる「あぁ、本当に歌が好きな人の歌を今、聴けている」。声とは関係ある様な気がするけど、気がするだけで根拠はない。本人の意図じゃなくても、世に出した人、あるいは制作、営業、総勢スタッフの祈りだったかもしれない。→