
0.8秒と衝撃。/HAGATA
小学生が「発明家になる!」と志したが、大抵の必要は発明されていて、革新的アイディアも捻り出せず「勉強しなさい」「今やろうと思ったのに!」。なんで僕を発明に集中させてくれないの。ヘルメットから伸びたアームに、切ったスイカを挿して、手ぶらで食べられる「食いやスイカ」を制作したが、誰も必要としていない発明品だった。そんな役に立たない珍発明を集め、キレイな写真と解説付きで編纂「すごいテンションの人がつくったヘンなグッズ」という一冊にしたら本屋のサブカルコーナーでバカ売れ、みたいな売り方も今の時代の正解。視点と陳列によって、どんな怪物も商品になる。ただ、編集は大人に任せて作家は志を貫く怪物であり続けて欲しい。→