神楽坂カルメン

神楽坂カルメン

松永ひとみ/日本クラウン

あたくしの小さな頃なんかは、街角に民謡教室がちらほらありましたよ。三味線の音なんか聞こえてきましてね。お歌を楽器と一緒に習うお教室が消えていったのは、 カラオケブーム以降ですかね。日本音楽のこぶし回しは、小学校の音楽の授業に取り入れて子どもたちに接して欲しいです。先日桜の頃、神楽坂を歩いておりましたら、立奏のスタンドに乗ったお琴に「ご自由にお弾きください」と、無人で置いてあるのを見つけて嬉しくなりました。神楽坂、7月末はほおづき市、とくれば毘沙門天のやぐらステージ。土地とメロディの密接な記憶「津軽海峡→冬景色♪」「襟裳の→春は♪」そして「神楽坂→カルメン♪」。 歌謡演歌所作の美しさと共に耳に焼付きました。→