
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団/Universal Classics
この演目といえば、さそうあきらのオーケストラ漫画「マエストロ」における天童徹三郎指揮、東京オペラシティでのコンサート。格闘の様に挑発するタクトにより、掛けてきたメンバーの思いが本番で解放される『運命』。「シューベルトは3回の跳躍を持って聴き手を天上へと招き入れる。人を一人殺すつもりで弾け」の『未完成』ラスト。天へと誘う一本の光。この一弓を弾ききった時、一人の人間を天国へ送るとしたら?という問いかけは、擦弦楽器を持つ全ての者への、魂を震わす言葉だ。チェコブルノフィル日本公演の時、東京オペラシティ客席に漫画本持ち込んで読んでたよ。→