
川本真琴/ソニー・ミュージックダイレクト
岡村靖幸っぽさを探す小旅行で、川本真琴のCDを初めて手にした。「よおー」を「やーほー」と、『愛の才能』脳内変換。岡村ちゃん版シミュレーションが余裕で想像できるアレンジワークを楽しんでたのだけど、曲が進むに連れ1996-2001年、相当川本真琴に引っ掻かれてた事を実感するハメに。チクチクするよねー。『桜』とか多くの人にとってのエバーグリーンで、聴いた瞬間1998年の誰もが音楽番組を愛して競うようにマイクを手にした頃に戻ってしまうのだろう。岡村靖幸が編曲参加の『FRAGILE』は彼女の職業的音楽家ではなかった部分の片鱗。売れたポップスという見方では語れない天然の才能を10分の長編で残している。→