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電気グルーヴ/Ki/oon Sony Records

砂原まりん良徳がいたのって結局この作品までだっけか。『A』はサウンド&レコーディングマガジンの全曲解説を読んだり、TFMのドリルキングアワーもリアルタイムで聴いてて、制作方法についての公開がかなりあった記憶。ボーカルを10パターン同時にスタートさせ、フェーダーの抜き差しで一曲にしたのは『ポケットカウボーイ』。田中フミヤがレコードのスクラッチで盤の上に砂糖を撒いて音をガリガリいわせたのが『ガリガリ君』。おふざけとは別のフィールドで、きっちり心地良くつくり、悪ふざけは後のせ。発売時には気づきそびれていた『SHANGRI-LA』直後の『SMOKY BUBBLES』の朝モヤ感覚は抜群。→