
THE BLACK DOG/eastwest records
1995年。グルーヴ機材じゃなくてシンセで丁寧に作っている時代の良さ。ゴリ押しのないふわーっとしたトラック。ジャケットの三頭一胴犬のCGもサウンド同様に過剰じゃなく、夏の日のそうめんの様にツボをついてくる。『Tahr』に聴かれるように、シャッフル気味のリズムがどこかお寺や神社でやってる夏祭りっぽい。宇宙的怪奇音と人の声が別の風景を見せる。2曲目『Bolt 1』の変則的な妙なリズムはサルサの拍子らしい。テクノボッサはあるけど、テクノサルサは世界初?とかソニックプレートのタケさんが言ってたと露骨さんに聞いた。テクノではないビートとアシッドベースの組み合わせが古いのに新しい。→