
ぱぱぼっくす/ドリーミュージック
ビブラートじゃ無くて震えてるような声は、明るく唄っても悲しいし、悲しい歌でも明るく聞こえる。よくぞこういう人がいて、歌を唄う運命にのっかってくれたと思う。生まれ持ったものと音楽が合致したナチュラル味。ありがとうと言いたい。誰かの思い出みたいな歌と余韻を膨らますアコースティックサウンド。『花降る午後』などは、歌詞がほんの少しなのに、曲中いっぱいセンチメンタル。昼間てきとうに取り込んだ洗濯物を、夕方、きれいにたたみ直したくなる気持ちになります。ええ、胸いっぱいで冷静に。もうすこしだけそばにいて、っていう言葉も手をつないだりしているよりも、一緒に洗濯物を畳んでるイメージがあるんですが、これはなんだろう。→