
アヤコレット/カエルレコード
2004年冬の初期盤。ソフトプラケースにプレスCDが入っていてジャケットは無かった。画像は同梱のポストカードから。ピアノ弾き語りにコントラバスとエレクトリック・ノイズを足し引きして独自の音響空間を創っている。言葉が歌手の口から出る歌でなく、詩人の詩に曲を合わせ、言葉が登り下る空間を構築。高円寺円盤に目的もなく入ったらスピーカーで流れてて、店長に「これなに!?」と尋ねて即買い。希望を見つけた。ラングストン・ヒューズの『宣言』がフェイバリットな映画に出会ってしまった気持ちで泣けた。一生ものディスク。たぶん死ぬまで聴く。これだけ書いてもまだ、この音楽と出会えた歓喜の一部も言い表せない。こみ上げる生きる希望。→