
クレヨン社/NECアベニュー
『世界で一番好きだった』という時点で、過去、回想のノスタルジーが全体通して横たわっている。ファンもクレヨン社に対して、そういう懐かしく痛々しいものを望んでいたわけで。声もアイドルのように若々しい訳で無く、ついて来い!というような今風のメッセージとか同世代感を唄う訳で無く。学校の図書室にそんな話しの物語の本があったかなぁという、微妙な、他人事の、でも自分に近いセンチメンタルな郷愁にあふれている。この感じを味わえるクレヨン社が好きだった時期があって、世界で一番好きだった。それは確実に、もう、過去になってしまったけど、ランキングや語りたい思い出とは関係ない、なかなか開けない宝もの入れの缶の中へしまってある。→