
ツジコノリコ/mego
2000年、エレクトロニカにふわっと舞い降りてきた姫。しんしんと深くていい音です。音響モノとして評価されているのだろうけど、この声の使い方だったら、歌モノ方面にいっても注目はされるではないかと、それくらい自然な個性が残る。他にもこういう人はいそうなんだけど、飛び抜けて作品の質が良いので、これはやっぱり音響エンジニアの良さも含めてツジコノリコの勝ち。インターネットラジオに出演していたのでトークを聞いてみたら、実家のお母さんから「あなたの曲は聴かない。ミーシャみたいなのをつくりなさい」と言われているらしい。その意見を取り入れるなら、電子音響コラージュをバックにしっかり歌い上げたら新しいオリジナルが出来ると思う。→