
Rhapsody/Victor
灼熱!シンフォニックヘビーメタルの炎。ヘビーメタルにしてもやっぱり、攻撃力より創造力が重要。激しい部分をドラマティックに聞かせる為の、静かな曲の配置もかっこいい。ピアノ一本からケルト民謡みたいな笛の音、オペラ声の様なボーカル。ケルティックなフォーク性を醸しつつ、ここぞという部分での太い男声合唱団の導入。後半『The Dark Tower Of Abyss』で弦楽奏バロックのイントロからギターへ引き継がれ、再び弦でテーマ演奏に転換する箇所でゴシック様式の頂点が見える。悪魔崇拝的な、暗黒、死、髑髏の様式美がロックTシャツに浸透した様に、正義、光、勇気のメタルも、日本のお茶の間に、思春期高校生の胸に届け!→