80年代の筋肉少女帯

80年代の筋肉少女帯

筋肉少女帯/UG

1998年発売。ライブ記録ビデオテープからのキャプチャによるメーンバーの顔をふんだんに載せたブックレット。収録音源もライブ記録から、MCも臨場感あふれる。作品としてのテンションもいいが、オーケンがバンドブームを振り返った小説『リンダリンダラバーソール』と照らし合わせると哀愁が湧く。手探りだったけど体当たりの時代から、ファンが付き、手応えと確信の時代へ。大阪ライブでのエディ脱退時の彼のマイク「そんじゃ、俺の曲『夜歩く』」からのインストで終わる。これが80年代の筋肉少女帯。超高校生級のプレイヤーだった彼らが、よく大槻ケンジの世界観に集ったな。YAMAHA主催の高校生バンドコンテストの常連で顔、見知り仲間だったという。→