
センチメンタルバス/EPIC SONY
タワレコで取ってきたスカパーのフリペ「タダダー」に付いてた8cmCDサンプルに、思わず「このヒゲの男すげぇな」と思った。デビューまでの期間を詰め込んだのがファーストアルバムだとすれば、曲、詩、アイディア、見事にどばっと放たれた才能の結実。鍵盤ロック、しかも「ピヨヨー」とかいうイタズラ音がヘッドフォンの横の端っこの方でずーっと鳴ってたり、アレンジも多用で、ドラムンベースあり、ぶっ壊れ暴れピアノあり。詞がボーイ乙女で、声が少年ガール。ボーカル赤井奈津代の世界観がキュンっとする。シングル以外のアルバム曲も勢い収まらず個性強い。『9月9日』は何気ないのに、何年たっても忘れられなくなる予感がしている。→