Old English Carols

Old English Carols

つのだたかしとアンサンブル・エクレジア、歌:波多野睦美/女子パウロ会

副題、イギリスの古いキャロル。ゴシック時代からルネッサンスまでの民衆的な聖歌。半分が歌で半分が古楽器演奏のインスト。イギリスやアイルランドの13、4世紀頃の素朴な音。リュート、バグパイプ、オルガン、リコーダー、ダルシマー等の古めかしい音の澄んだ録音は、澄み切ったアカペラを聞いている気持ちに近い。ゆっくりとした、女声ソプラノのみの歌い出しから始まる1曲目『チェスターの修道女の歌』を聞いた時点で、家に持ち帰ると決めレジへ向かった。クリスマス商戦に向けて仕掛けられるお飾り的な教会音楽で無く、草の根の信仰を感じる古い歴史音楽の再現。教会の賛美歌の印象より、素朴な民謡だ。→