
チェン・ミン/日本クラウン
二胡のCDの中ではブーム前のかなり初期のもの。昨今は、日本でリリースする二胡奏者も増えて、超絶技巧とか、シンセと合わせたり、バイオリンでも代用できるような企画ものだったり、いろんな路線があるのは悪い事じゃないけど。二胡のどんな音を聞きたいのか?という根源的な魅力を求めると、この初期盤がしっくり来る事が多い。弓のイメージトレーニングに最も適したCDだと思う。弓を弾き、押すのを想定しつつ、呼吸合わせて聴くのがいい。『我原做一只小燕(ツバメになりたい)』も入ってるしね。演奏家としても良いし、書いた曲が良いというのは否定出来ない。このCDの頃はまだ生徒をとって教室をやってたんだけど、今ではすっかり立派になって!→