馬市

馬市

折坂悠太/のろしレコード

モンゴルで馬に乗ってきました。遊牧民の少年に数分ほど手綱を習うと先導してもらい平原へ。両足に挟んだ馬の胴から歩く筋肉の動きを感じる。やがて走りだした途端その揺れに冷や汗。ビビっちゃダメ、言葉を交わさず目も合わせず、だが生き物同士分かり合うのだ。遥かな大平原を、自由に走って風になった。いやその時私は馬になった!日本に帰ってから、あの馬のことを想う時の、なんとも恋しい甘い気持ち。体を命を預け、臆さず意思を伝えようとした、生涯最高レベルの積極。折坂悠太の『窓』という歌を探していたら、美しいPVの『馬市』を発見して胸がドキドキ。日本古来、仕事の最中に唄われた民謡かと思えるほど、歌声や曲のテンポ、全てが馬恋しい歌。→