
マーガレットズロース/カフェオレーベル
ぼんやりじわーっとしみる二枚目のアルバム『こんぺいとう』よりも、こっちの一枚目のほうが言っている事が前に飛び出してくるよ。どうしようもないモヤモヤに悶絶する骨太な軟弱世界。どうにもなんないことなら大声で叫べる。そのパワーで、思い通りにすることは出来なかったのか。残酷な後悔がジャストフィットするような痛み。グループサウンズ的な昭和感をひきづりつつロックに叫ぶ。本当に言いたい気持ちを、なんとか口に出せる言葉に変換した時には、すでに涙が流れていて、そこから唄いはじめたような純情ヒステリックロック。モヤモヤの正体を吐き出す声。歌うしかないような、他のこと出来なそうな全力かけてるバンドのパワーがイイ。→