男友達の部屋

男友達の部屋

原作:佐藤愛子、朗読:中野良子/パルナス

エッセイの朗読で、コツコツ集めているシリーズ。とりあえず、佐藤愛子。遠藤周作は満州から日本へ来た中学生時代、隣の女子校の綺麗な娘を「マドンナ」と呼び、モテない男3人組でヒューヒュー言いながら尾行などをしていた。なんと、その時の美人マドンナが佐藤愛子だ。二人は年を経て作家として再会する事になる。彼女が離婚をして『男友達』になった元夫の話や、遠藤周作とのエピソードを語るにあたり、エッセイの中ではそれぞれ、ひつじくん、たぬきくん等の匿名で登場するが、遠藤周作側のエッセイでは本名で派生エピソードが語られていて、ファンにとっては相関関係が読み取れる。遠藤周作の若さ故のバカさ、貧乏自慢が描かれている。→