
椎名林檎/EMIミュージック・ジャパン
『歌舞伎町の女王』のCDSとフリペRATをタワレコから持ち帰り「これ、ブスだけどイイから聴いてみ!」と周囲に薦めて、売れないかなーて思ってた。1F営業フロアの若手、サイゾー君が「知ってる。下落合のビデオ屋でバイトしてた時、これあたしのCDなんですけど、お店でかけてくださいって、突然来たんすよ、演歌の子?」と、本人から貰ったという封も開けてない幸福論の短冊CDをくれた。君は聴かないのか!やっぱ、売れないのかーて思ってたら、数カ月後『ここでキスして。』で天下取ってた。福岡から上京して、飛込みでお店にCD配ってた二十歳の彼女。才能はもちろんだけど、世間を振り向かせる本気の度合いが違ったのだと思う。→

