
キースエマーソン、青木望、佐渡國鼓童、ローズマリー・バトラー/VOLCANO
プログレバンドから映画音楽を手掛け始めたキースエマーソンが「シンセサイザーはこう使うのだよ!」と教えてくれた名曲『地球を護る者』。独立したイメージアルバムだったら、全曲かっこいいのばっかりだったかもしれないが、映画のサントラなので人間ドラマBGMとシンセのSF楽曲が交互にかかるチグハグな構成。バッハ『トッカータとフーガ二短調』や、光のカーテンの様な『フライングフライング』など、コンピュータミュージックとは一味違う、古くならないシンセサイザー。当時レコード盤で、通常のボリュームになるまで小さな音で続く「タカタカタカタカ」を早送りできずにじーっと聴いていた。→