夜光卵子

夜光卵子

ピカリンス/independent*

正体不明で他に似たもの無しのアーチストがヒョコヒョコ出てくる京都という土地が不思議。民族音楽、ペルカント唱法?等々、挑戦した音楽を完璧に出来て無いのをスタイルにして突っ走っている。妙な音選びとメロディは、詩の世界とちゃんとシンクロ。メンバーそれぞれが曲をつくっているようで、1バンドでコンピレーションなみの曲幅。しかし、手作り歌詞カードのコピー機のドラム状態が悪かったらしく、手で擦るとトナーの黒い粉がつく。つまりそれは黒アゲハの鱗粉か。そこまで考えているギミックだったら大したものだが、コピー失敗ももったいないからそのまま売っちゃう軽いノリでしょう。ギミックでもノリでも、どこかダークな香りがする。→