
ありもとねこ/ローズクリエイト
JR武蔵野線、越谷レイクタウンの脇で小さく咲いていた花に気づいていなかった。聖蹟桜ヶ丘、京王稲田堤、に感じていた語感のもどかしさをバッサリと解消してくれた、それが吉川美南駅。これを歌うのが擬人化された被り物のゆるキャラ吉川美南ちゃんなら自己顕示欲が溢れた失敗になっていたかもしれない。名曲として推し上げているのがコスプレイヤーでTikTokerのありものねこ。「あたし、君も、僕も、みんな、吉川美南」と巻き込んでいくことで、関わっていく人や店やご当地グルメ全てがキュンキュンする存在にトランスフォーミングしていく。かわいく踊れる、切り取っても中毒性がある、駅の街の応援ソングの令和TikTok時代のリアル。→