
佐藤玖美/independent*
シティポップというジャンル、概念が再燃。ガツガツしていない。縛り付けず、押し付けてこない。我が!我が!という厚かましさとは真逆。そう文字にするとやっていることを沢山の人に伝えるのは大変そう。広告費や紹介者や、なにしろ、シティポップが流れるに相応しい時間が必須であり、それは聴く人たちの生活の時間の中に委ねられる。シティポップリバイバルに関して、皆どこで音楽を聞いているのだろう。あるいは深夜の都会のドライブを夢見ながら、マスクの満員電車でYouTubeを見ている姿が実情だったりするのだろうか。カーステレオならリアルに精神の開放。ヘッドフォンならば「仮想空間にジャックイン」という言葉が似合ってしまう。→

