ノスタルジック・ハイウェイ

ノスタルジック・ハイウェイ

TENDERLAMP/OCHAMED Records

2021年の不要不急の外出を控えた日々の中で、商業音楽の作詞家は出口のセレモニーと時期を考えた。あるグループは2022年の春頃に「もう閉じこもることはない。我々は勝利した」という歌をリリースした。そんなムードが次の感染拡大を手伝ったのではないかと。再度、緊張の夏。現実、最もふさわしいドライブソングは、物理的な移動距離を伴わないイメージの中の『ノスタルジック・ハイウェイ』。暗闇に横になり瞼の裏では高速道路を走っている。いろんな風景を見たはずなのに、長野県の諏訪湖サービスエリアからの夜景だけ郷愁を感じ覚えている。あの時がどんな時だったのか、思い出の答え合わせが出来る人はもういない。→