
ロベルト・シューマン、ヨハネス・ブラームス、他/SMJ
ピアニストの奥様の映画『クララ・シューマン』では、シューマン夫妻と若きブラームスの奇妙な共同生活など関係性も興味深い。交響曲を書きながら、生き方の違うオケ野郎達の前で指揮棒振れなくなっちゃう躁鬱っぷりは、爆音ギター演奏しながらも客に顔上げないで自分の靴先しか見れない、そう、元祖シューゲイザー系といえる。セックス、ドラッグ、ロケンロール!苔むす石より転がる石。シューマンあんた、奥さん以外から性病とかもらってたのか、そういう奴か。薬漬け、入水自殺未遂、精神崩壊の最後と壮絶な生涯。常人の向こう側で作られた楽曲は、秀才多作の作家陣よりも「霊感において他者より秀でている」と絶賛される。→